こんにちは。星野建設(株)の大川です。
今回は、駐車場デッキの鉄骨工事になります。

仕様は既存とほぼ同じですが、強度や耐久性はもちろん、納まりや使いやすさの面でも向上できるよう考慮して設計しました。

藤沢市の地形は坂が多く、アップダウンが激しいイメージがあります。
今回も道路の斜面に沿って鉄骨を組むので、事前の現調の際には道路の高低差を正確に測って、スラブ(コンクリートの厚み)も考慮した上で、傾斜に合わせて施工しました。
傾斜だけでなく、道路との高さの調整も行いました。道路より低くなってしまうと、道路の上方から流れてくる雨水などが敷地側に流れてしまい、逆に道路より高すぎてしまうと、駐車の際に乗り上げる形になってしまい、通常よりアクセルを踏み込んでエンジンの回転数を上げて乗り上げないといけないので、場合によっては衝突の危険にも繋がります。

玄関前の踊り場も、スラブを浸透した水がデッキに溜まらないよう、道路側に向かって若干勾配をつけています。踊り場なので鉄骨自体はほぼ水平に組んでいますが、ここも雨水などが溜まらないように、コンクリート打設の段階で若干の勾配をつけていきます。

柱はしっかり固定されるように、予め柱を立てる箇所に基礎を作り、そこにアンカーで固定します。予め柱を立てる位置がはっきりしていれば、その箇所だけに基礎があればいいのですが、今回は工事を進めながら柱を立てる位置を調整していく必要があったので、広範囲に基礎を作っています。

階段部分です。既存の階段は6段だったのですが、設置スペースに余裕があったので、1段増やして少し緩やかにしました。
また、余談ではありますが、住居内の階段を緩やかな勾配にしてほしいとのご依頼もいただきます。急角度な階段は歳を重ねる毎に昇り降りが大変になるだけでなく、転落の危険もあり大きな事故にも繋がりますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

これは少し写真の撮り方が悪かったのですが大事なところです。
擁壁に固定している梁が、もともとの構造では擁壁に対して水平に固定されていたので、デッキを点(梁の角)で支える構造でしたが、今回はブラケットを用いて梁を垂直に固定することで、デッキを梁の上面で支える設計にしてます。

現調時に勾配をしっかり計測していたので、階段前の鉄骨が平行に納まりました。
次回はコンクリート工事について更新します(・∀・)