こんにちは。大川です。
今回の工事内容は、和室の京壁の改修工事になります。
まず、京壁を施工するメリットとしては、
①調湿機能により、湿度を安定させ結露防止効果がある。
②変退色しにくく、断熱・吸音効果がある。
③摩擦に強く、剥離や亀裂の心配が少ない。
④天然素材の京壁であればホルムアルデヒド等の有害物質を含んでいないため、小さなお子様がいるご家庭でも安心して使用できる。
等が挙げられます。
それでは工事の内容について紹介していきます。

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まずは養生を行い、壁に付いているスイッチプレートやコンセントプレート、スリーブカバー等、外せるものは全て外していきます。

繊維壁専用の剥離剤を使用して、既存の京壁を撤去しています。左官屋さんによっては既存の京壁の上から上塗りしてしまうらしいのですが、既存京壁の染みや灰汁が浮き出てきてしまったり、仕上がりが綺麗にならなかったりするので、非常に大切な工程になります。



剥離剤を塗布してから少し放置して、柔らかくなった京壁を剥がしていきます。剥がし終わったら、刷毛で水洗いし、付着物や不陸が無いことを確認します。


仕上げに影響するような下地の穴や隙間、割れ等を補修材で埋めていきます。




補修材が乾く前に仕上げ塗りを行ってしまうと、補修材の色が仕上げ表面に浮き出てきてしまうので、乾燥するまで待ちます。


補修材が乾いたことを確認し、最後に京壁の仕上げです。今回使用したのは、富士川建材の京壁(亜麻色)です。

柱や鴨居、廻り縁などに付着した京壁が残らないように水湿しをしてから、京壁を2~3㎜の厚みで塗り付けていきます。


塗り付け面全体に塗れたら、コテむらが残らないように均していきます。


最後に入り隅を刷毛で均しながら、木部に付着した材料を取り除きます。

通気を良くし、1日乾燥させます。
乾燥した後、畳やスイッチプレート等を復旧して工事完了です。




床の間は綺麗な網代天井でした!
京壁の色は明るめだったので、お部屋全体が明るくなりました。仕上がりについてもご満足いただけたようで大変嬉しく思っています。
左官屋さん曰く、京壁塗りの仕事は年に数えるほどしか入らなくなってしまったとのことです。和室を洋室に変えるリフォームのご相談も多く、意匠性、機能性共に高いクロスも増えてきましたのでリフォームの提案の幅も広がってはいますが、和風住宅の本来の良さが残せる工事ができるのも弊社の強みでもありますので、その点職人さんと協力し今後も長く維持できるよう努めて参ります!